色を知る COLOR PALETTE #004 浅葱(あさぎ) 景色を彩るうつくしい色の呼び名

色の文化は、気候や風土によって育まれるもので、日本には日本の伝統色があります。伝統色と聞くと地味な色を想像しますが、鮮やかで素敵な色がたくさんあります。もちろん日本だけでなく海外にも昔から受け継がれた伝統色があります。そして伝統色には、微妙な色味のそれぞれに素敵な名前が付けられており、名前を聞くだけでどんな色なのかが目に浮かぶような風情のある名前もあります。そこで「COLOR PALETTE 〜色を知る〜」では、景色を彩る美しい色の呼び名についてご紹介します。
浅葱
ASAGI
#004
浅葱色(あさぎいろ)とは、葱藍(たであい)で染めたやや緑がかった薄い藍色のこと。浅葱とは薄い葱(ねぎ)の葉にちなんだ色で、平安時代にはその名が見られる古くからの伝統色。同じ読み方の「浅黄色」と混同されて表記されることもあるが、この2色はまったくの別の色である。ちなみに「浅黄」は「うすき」と読まれる文字の通り、薄い黄色の伝統色をいう。
日本の伝統色の中でも「浅葱」が付く色名は数多くみられ、「水浅葱(みずあさぎ)」、「花浅葱(はなあさぎ)」、「錆浅葱(さびあさぎ)」、「鴇浅葱(ときあさぎ)」、「薄浅葱(うすあさぎ)」など様々な派生色が存在する。浅葱色が庶民に広まったのは江戸時代であり、幕末には新撰組のダンダラ模様の羽織の色として使用されたことでも有名で、伝統色の中でも最も人気の色のひとつと言える。
引用元:伝統色のいろは-Traditional colors of Japan-
#00A5BF
C 76 M 20 Y 26 K 0 |
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山櫻
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