2018.06.07

四季色々 日本の美しい風景とともに知っておきたいこと 五、梅雨の季節に咲く美しい花「紫陽花」の秘密

TAGS 豆知識

「梅雨」の時期は、じめじめとした雨の日が続き、気分も晴れません。でもそんな梅雨の時期に咲く美しい花「紫陽花(アジサイ)」は、いろいろな形や色があって、雨の日の憂鬱な気持ちを少しだけ晴れやかにしてくれます。今回は、そんな梅雨の時期の風物詩、紫陽花の花言葉の意味や由来、種類や品種、花の色が変化する秘密についてご紹介します。

紫陽花の語源とは


紫陽花の語源は、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい」という言葉だと云われています。つまり紫陽花は「日本原産」であり、古くから私たちの目を楽しませてくれていました。しかし、現在一般的に見ることのできる丸い形の紫や白、ピンクなどの紫陽花は、西洋で改良されたものなんです。

「紫」は品種改良されるまでなかったのに、なぜ「紫陽花」という漢字が使われるのでしょうか? 実はこの字は、本来は別の花を意味していたのですが、平安時代の学者が、この字をアジサイに当てはめたことで定着し、現代でも使われ続けているのです。おそらくは、「紫の陽の花」という文字の美しさと、紫陽花の姿がぴったり重なったのではないでしょうか。

花の色の秘密


紫陽花の花のように見える部分は、花びらではなく葉が変形した萼(ガク)と呼ばれるもので、別名「装飾花」とも呼ばれています。そしてこの萼と呼ばれる葉は、根から吸収される養分によって色が変わります。酸性ならば青色、アルカリ性ならピンク色へと変化します。酸性の土にはアルミニウムが含まれており、このアルミニウムがアジサイの中のアントシアニンという物質とくっつくことで、花色が青へと変わります。つまり、アジサイはもともとピンク色ということになります。

紫陽花の花言葉


紫陽花の花言葉は、「乙女の愛」や「辛抱強い愛」というポジティブなものと、「移り気」や「浮気」といったネガティブなものがあります。ネガティブな方の花言葉は、土の成分によって花の色が変わる性質に由来しています。一方、ポジティブな花言葉は、こんなエピソードがあります。江戸時代、ドイツ人医師シーボルトが、お滝さんという美しい女性との間に娘をもうけますが、やがて国外追放となり日本を去ります。ドイツに帰国する際、紫陽花を持ち帰り、お滝さんにちなんで「オタクサ」という名前で紹介したことから、「乙女の愛」、「辛抱強い愛」といった花言葉がついたと云われています。また、花が寄り添って咲いている様子からも、日本ではポジティブな花言葉の印象が強いとされています。


紫陽花の花言葉は、色によっても異なります。白色の花言葉は「寛容」で、青やピンクのどちらでもなくどの色にも染まれる白色から「寛容」という花言葉が生まれたそうです。青色の花言葉は「忍耐強い愛」で、自然のままに放っておいても、毎年美しい花を咲かせる紫陽花の姿からつけられた花言葉です。ピンク色の紫陽花は、可愛らしくまるでピョンピョン跳ねているようでもあり、花言葉は「元気な女性」です。

紫陽花のいろいろなカタチ


紫陽花にはいろいろな種類があって、そのカタチは様々です。

スタッフが撮った写真とともに、代表的な種類を紹介します。

ホンアジサイ


ホンアジサイは、日本生まれの紫陽花で、単に「アジサイ」というと、ホンアジサイのことを指します。

魅力は、小花が密集して咲く可愛らしさ。こんもりとしたボリューム感ある咲き姿を「手まり咲き」と呼びます。

ハイドランジア(西洋アジサイ)


ハイドランジアはヨーロッパで品種改良され、日本に逆輸入された紫陽花です。別名「西洋アジサイ」とも呼ばれます。

魅力は何と言っても華やかさで、日本のアジサイとは違った花の色や豪華さを持つ品種がたくさんあります。

ガクアジサイ(額紫陽花)


ガクアジサイは、日本に自生する紫陽花で、周辺部だけを額縁のように咲くことから、ガクアジサイと名付けられました。

魅力は、落ち着いた雰囲気で、和モダンな庭にもよく合います。

アナベル


北アメリカ原産のアメリカノリノキというアジサイの仲間で、代表的な品種に、白花で知られるアナベルがあります。

アナベルの魅力は、繊細かつ存在感のある花姿です。



スタッフが撮影した紫陽花たち





#アジサイのカタチ


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文/WATASHINO 山口宣之

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