2018.07.02

匠の技が凝縮された最高級名刺 ピカソも愛用した和紙でつくる人間国宝名刺とは

TAGS 紙を知る

1500年以上の歴史のある「越前生漉奉書(えちぜんきずきぼうしょ)」は、あらゆる工程を一切の薬品を使用せず、また頑なに機械を使わずに、人間国宝 九代 岩野市兵衛氏の手のみで漉き上げたこだわりの和紙。その日本が誇る最高級の和紙を使った名刺が「人間国宝名刺」だ。今回は、人生において一度は手にしてみたい人間国宝名刺の魅力についてご紹介しよう。

越前生漉奉書(えちぜんきずきぼうしょ)

福井県越前市で漉いている越前和紙のなかでも、最高級の和紙と呼ばれる「越前生漉奉書」。原料は古くから和紙の材料として使われている楮(こうぞ)を100%使用し、1500年間にわたって変わらぬ伝統的な技法で、土地が育む地元の澄んだ水を使い、薬品や機械を一切使わずに、人間国宝 九代・岩野市兵衛氏によって1枚1枚手作業で漉きあげられている。

越前生漉奉書は、版画用紙として使っても約300回の刷りに耐え、紙が伸縮しないことから浮世絵木版、現代版画の分野においても多くの愛好家がいる。中でも画家 横山大観もこの和紙をこよなく愛し、パブロ・ピカソは先代の八代・岩野市兵衛氏の漉いた紙を版画用紙として愛用していたといわれている。

また長い時を経ても劣化しない確かな品質が評価され、1900年開催のパリ万国博覧会で金杯の栄誉を受け、1919年にはベルサイユ条約(第一次世界大戦後のパリ講和条約)の調印用紙としても使われた。



岩野 市兵衛 いわの いちべえ

1933年9月28日生まれ。16歳で家業の手漉き和紙の道に入り、父である八代目 岩野市兵衛氏の下で、楮(こうぞ)だけでつくる生漉奉書の技法を習得。
1978年に九代目 岩野市兵衛を襲名すると、2000年6月に、国の重要無形文化財「越前奉書」の保持者(人間国宝)に認定される。彼が漉きあげる奉書は、高い芸術性と、300回もの摺りに耐える比類無い強靱さから、「ぜひ市兵衛さんの紙を」と国内のみならず海外の浮世絵木版・現代版画等の愛好者からの依頼も多い。


越前奉書生漉和紙ができるまで

(こうぞ)

これが、原料になる楮です。光沢があって繊維が細かい良質である茨城産の那須楮を使用します。

煮熟(しゃじゅく)

冬の間に白皮を剥ぎ、乾燥させた那須楮を清水に丸一日晒してアクを抜き、ゴミやキズを取り除きます。きれいになった楮をもう一度水煮し、更にソーダ灰(アルカリ性溶液)を加えて3時間半から4時間かけて釜で煮ます。

ちり取り

繊維を光と水に通しながら、細かなゴミやキズを手作業で丁寧に取り除いていきます。

叩解(こうかい)

欅(ケヤキ)の台に楮の塊をのせ、重たい樫(カシ)の棒で叩いて、楮の繊維をほぐします。

紙出し

叩解した繊維を清水の中でぐるぐるかき混ぜでんぷん質や不純物を取り除きます。繊維のヌメリが落ちサラッとした感触になるまで、丁寧に洗い流しを繰り返します。

粘剤(ねり)

和紙の流し漉きの際、水が落ちるのを遅くさせ繊維を均一にからませるため、トロロアオイの根とノリウツギを混ぜた植物性粘剤を布袋で濾し加える。

紙漉き

紙料を紙槽の中で揺り動かし、簀(す)の上で紙をつくります。簀は縦ゆりだけで紙を漉いていきます。 ※簀(す)…紙漉き道具。

紙床(しと)

漉き上がったばかりの湿った紙を1枚1枚丁寧に重ねていきます。

圧搾

はね木に吊り石を掛け、均一に圧がかかるよう調整しながら脱水します。

板張り

脱水した紙を一枚ずつ銀杏の木の板に貼っていきます。

乾燥

室(むろ)と呼ばれるところに入れて40〜50℃ぐらいでゆっくり乾かします。

完成

出来上がった紙を一枚一枚検品して、全ての作業行程が完了です。

人間国宝名刺

人間国宝名刺は、1500年以上の歴史のある「越前奉書」を使用した"こだわり"の名刺だ。人間国宝九代目 岩野市兵衛氏が丹精込めて漉いた、現在手に入る中ではこれ以上最高級なものはないという「手漉和紙」の名刺は、贈答用や記念品、海外からのお客様へのプレゼントに喜ばれている。


社内表彰などの贈呈品として

会社からの贈呈品として、高級感があり、しかも実用的な名刺というのが、他にはないオリジナルの贈り物として人気がある。

退職者への記念品

今までの感謝の気持ちと、これからの第2の人生の門出に、人間国宝名刺を贈るというのも今までにないプレゼントとして喜ばれている。

海外のお客様へのプレゼント

海外からのお客様へのおもてなしや記念品として、日本伝統の技が凝縮された人間国宝名刺は人気が高い。さらに漢字で名前を入れてあげるとさらに喜ばれること間違いなし。


活版印刷と特製桐箱入り

名入れは、昔ながらの活版印刷で文字に凹みがあるので、文字の黒さが際立ち、文字に力強さがある。また名刺が入る箱は特製の桐箱なので、湿気から名刺をまもり、いつもでもその高級感を感じることができる。

人間国宝名刺一式(桐箱入り)越前漆塗 名刺箱付き

¥35,640(税込)

■ 50枚入り(桐箱入り)

■ 片面スミ1色 名入れ印刷付き(活版印刷)

■ 越前漆塗箱付き

■ しおり1. 箱に1枚入り

■ しおり2. 箱50枚入り(名刺を渡す際に1枚づつ一緒に添えてご使用ください。)

人間国宝名刺一式(桐箱入り)

¥21,600(税込)

■ 50枚入り(桐箱入り)

■ 片面スミ1色 名入れ印刷付き(活版印刷)

■ しおり1. 箱に1枚入り

■ しおり2. 箱50枚入り(名刺を渡す際に1枚づつ一緒に添えてご使用ください。)



この記事が気に入った「いいね!しよう

WATASHINOの最新ニュースをお届けします。

follow us

  • facebook
  • Instagram
  • Twitter