【豆知識】新社会人必見!正しい名刺交換のマナー教えます。

社会人になって初めて手にする会社の名刺。そしてその名刺を使ってお互いに交換し合う「名刺交換」からビジネスは始まります。新社会人の皆さんも社内研修を終えると、いよいよ部署に配属され、営業と同行したり、社外の方と打ち合わせをする機会が増えていきます。そのときにもし名刺交換のマナーが悪ければ、大事なビジネスや会社の信用にも影響を与えてしまうかもしれません。
そんな失敗をしないためにも、今回は「正しい名刺交換のマナー」についていくつかご紹介したいと思います。

✓名刺を忘れない、切らさない |
✓汚れ、折れのある名刺を渡さない |

Q. 名刺発注のタイミングって目安はありますか?
A. 使用する頻度によっても異なりますが、目安として100枚入りで約30枚、全体の1/3を切ってきたら発注するとよいでしょう。
Q. 名刺はあるけど名刺入れを家に忘れてきてしまったので、財布で代用してもいいですか?
A. お財布やポケットから直接名刺を出すのはマナー違反です。会社から訪問する場合は、先輩や後輩に名刺入れを借りるなどしてください。こういったことを防ぐためにも、名刺入れは複数持っておくことをお勧めします。

✓名刺を素早く用意する |
✓机を挟まない位置に移動する |
✓名刺交換の順番に注意する |
✓必ず両手で名刺を渡す |

Q. 名刺の準備中に先方から先に名刺を差し出されてしまったらどうすれば?
A. この場合は、先方をお待たせししないよう先に「頂戴します」と言って名刺を受け取りましょう。そのあと「申し遅れました」など一言断ってから自分の名刺を差し出しましょう。
Q. 名刺交換の際に名刺を忘れた、切らしてしまったのですが...
A. 万が一名刺を忘れた、または切らしてしまった場合は、「申し訳ございません、いま名刺を切らしてしおりまして」など素直にお詫びをし、相手の名刺を受け取る際に口頭で社名と名前を伝えます。その後オフィスに戻ったら、資料などを送る際に一言添えて名刺をすぐに送りましょう。

✓必ず両手で受け取る |
✓胸の高さより下におろさない |

Q. 名刺交換の際に、「同時交換」になってしまった場合はどうすればよいでしょうか?
A. 基本的な考えは同じですが、同時交換の場合は例外としてお互い名刺を片手で持って相手に差し出します。このとき、右手で名刺を差し出し、左手で相手の名刺を受け取る流れになります。
@胸の前で名刺入れの上に自分の名刺を置き、両手で持ちスタンバイします。
A渡す時は自分の名刺を右手で相手に差し出します。この時左手で名刺入れを持ちます。
B同時に左手で相手の名刺を自分の名刺入れの上に乗せるような形で受け取ります。
C相手が左手でこちらの名刺を持ったら、自分の空いた右手を受け取った相手の名刺に添えましょう。
こうすることで相手の名刺を両手でいただいているのと同じ形になります。

✓自分から見て「左側」に並べる |
✓席を立つときがしまうとき |

Q. 商談の際、名刺を置くスペースがない場合はどうしたらよいですか?
A. テーブル上に資料などが広がって名刺を置くスペースがなかったり、立ったままの商談の場合には、軽く一礼してから名刺入れにしまうようにしましょう。
名刺交換のマナーをこうして見てみると、堅苦しく感じるかもしれませんが、名刺はその人、その会社の「顔」となるものです。だから相手の名刺を、相手自身と同じように丁寧に扱うという気持ちが大切なのです。
そして名刺交換のマナーで大事なのは、目上の人を最優先、身内よりも外の人を上として扱う、「相手に敬意を払う」というところをきちんと意識することです。
新社会人のみなさんにとって最初は緊張する名刺交換も、慣れてくるとマナーを忘れてしまいがちです。名刺交換に慣れても、決してマナーをおろそかにしないよう相手を敬い、好感を持たれるビジネスパーソンを目指しましょう。
