紙を知る Vol.1 さくら 長年培ってきたノウハウが凝縮された名刺のための名刺用紙

名刺をつくるときに、どんな紙を選べばよいか迷う方は多いのではないか。
そんなお悩みに、名刺の老舗メーカーである山櫻のスタッフが、紙の特徴などを詳しく解説。
今後、名刺をつくる際の紙選びに参考にしてみては?
今回は、1931年の創業以来、名刺のトップブランドとして愛されている山櫻が、長年培ってきたノウハウを凝縮して開発し、
2014年に発売した名刺専用紙「さくら」をご紹介する。
新たなビジネス名刺のスタンダード
時代の移り変わりとともに、名刺用紙もまたさまざまなカタチで変化を続けている。
特にプリンターの進化により、名刺は薄くて平滑度の高い紙が主流となってきた。
しかし一般的な名刺用紙は断裁の時に紙粉や紙むけが起きるため、印刷がしにくいという課題があった。
そういった課題やお客様からのご要望にお応えすべく山櫻は、それまで培ってきたノウハウを凝縮し、
紙粉や紙むけが発生しにくい名刺用紙を開発したのだ。
この「さくら」という名前には、名刺の山櫻としての原点に立ち戻り、
新たなビジネス名刺のスタンダードとしてお客様に長く愛される製品になりますように、という想いが込められている。

「基本の2色」と「基本の厚さ3種」
種類が多く、違いが分かりにくい名刺用紙。「さくら」は、お客様が選びやすいよう、
近年人気がある名刺用紙のトレンドをもとに、「基本の2色」と「基本の厚さ3種」を取り揃えている。

「基本の2色」は、ホワイトとクリームの2色。
定番の「ホワイト」は、青みをおさえた明るい白色で、フォーマルな名刺におすすめ。
さらにオンデマンドのカラー名刺ならロゴの色も映えのがホワイトだ。
安心感・暖かさのある白色に近い自然な「クリーム」はホワイトと同様に人気が高く、
シンプルなデザインにアクセントがほしいという方におすすめ。

「基本の厚さ3種」は、0.21mm、0.23mm、0.25mmの3種類。
「0.21mm」は、ビジネス名刺として最も一般的な厚さで、名刺入れにもたくさん入る薄口の名刺だ。
薄口の名刺でも「さくら」は比較的コシのある紙だが、薄口の名刺に物足りなさを感じている方には、「0.23mm」がおすすめ。
「さくら」シリーズの中では最も厚い「0.25mm」。しっかりとしたコシがあり、経営者や会社役員などが使う名刺に人気が高い。



ヨコ型 ヨコ書き
上部に会社名、中央に名前と役職、そして下部に住所や電話番号という配置で、
名刺の情報を中央揃えにまとめたこのレイアウトは、まさに横型名刺の王道ともいえるデザインだ。
両面モノクロ印刷 100枚 ¥2,781(税込)〜 この名刺をつくる
ヨコ型名刺 ヨコ書き 二段
名刺の左側に名前や部署、役職を配置し、右側には会社名や住所、電話番号などを
記載する横型左右二段の名刺デザインは、情報量を多く入れたいときにぴったりだ。
両面モノクロ印刷 100枚 ¥2,781(税込)〜 この名刺をつくる


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