お菓子なはなし　長年愛される素朴な味わい　資生堂パーラー 花椿ビスケット

資生堂パーラーは、1902年日本で初めてのソーダ水やまだめずらしかったアイスクリームの製造と販売を行うソーダファウンテンとして誕生。1928年からは本格的なレストランを開業。西洋料理の草分け的存在として、銀座のシンボルともなりました。花椿ビスケットも資生堂パーラーの歴史とともに多くの人に愛されているお菓子です。

包装紙は仲條正義氏のデザイン唐草文様。「銀座アヴァンギャルド」をテーマに、新しさとレトロを融合したデザインで銀座の街を表現しています。心踊る絵柄は見ているだけでワクワクした気持ちになりますよね。また、リボンも赤・青・黒・白の4色あるので、贈る相手をイメージして選べるのも嬉しいポイントです。

缶は資生堂の象徴ともいえる椿のデザイン。椿模様と縦縞のパッケージは、シンプルながらも凛とした高級感があります。今回紹介しているものは2020年の新年に向けた、限定のホワイト缶です。「新年～春分～立春と皆さまの新たな⼀年をそれぞれの想いで染められるよう、真っ白いキャンバスのようなホワイト缶を」という素敵な想いが込められています。

一枚一枚に椿の焼印されたなんともかわいいビスケット。口に入れた瞬間、バターの甘みが広がる素朴で優しいおいしさ。軽い食感で飽きのこないビスケットなので食べる手が止まりません。

シンプルなレシピのビスケットこそ、昭和初期から誇りを持ってつくり続けてきた、資生堂パーラーを代表するお菓子。家族や友達みんなで是非おいしさを共有してみてはいかがでしょうか。