私の散歩道 WATASHINO WALKING ぶらり四谷さんぽ
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2019.12.09

私の散歩道 WATASHINO WALKING ぶらり四谷さんぽ

だいぶ時間が空いてしまいましたが、今年のゴールデンウィークに四谷界隈を散歩してきました。四谷といえば、国際交流のために各国要人が訪日した際、おもてなしをする迎賓館赤坂離宮がある街。いつもは外観を眺めるだけの迎賓館赤坂離宮が、業務に差し障りのない範囲で一般公開されいて予約なしでも見学できると知り、さっそく行ってきました。

  • ぶらり四谷散歩

四ツ谷駅 → 迎賓館赤坂離宮

  • 外国を旅しているかのような非日常的で贅沢なひと時

迎賓館赤坂離宮は、1909年(明治42年)に東宮御所として建設され、1923年(大正12年)から1928年(昭和3年)まで昭和天皇の住居として使用されていました。当時の日本の建築、美術、工芸界の総力を尽くして作られた建築物で、日本で唯一のネオ・バロック様式の洋風宮殿建築です。第二次世界大戦後は、外国の賓客を迎えるための迎賓館としてリニューアルされ、その後、2009年(平成21年)から2012年(平成24年)の3年間に行われた大規模改修工事の後には、日本の建築を代表するものの一つとして、国宝に指定されました。

  • 迎賓館地図

元赤坂にある迎賓館赤坂離宮は、JRおよび東京メトロ 四ツ谷駅から徒歩7分の場所にあります。

JR中央線・総武線 四ッ谷駅 赤坂口 徒歩約7分
東京メトロ丸ノ内線 四ッ谷駅 1番出口 徒歩約7分
東京メトロ南北線 四ッ谷駅 2番出口 徒歩約7分

本館

  • 本館

迎賓館赤坂離宮は、本館、庭園(前庭・主庭)、和風別館で構成されており、和風別館を見学する際は、事前予約が必要ですが、本館と庭園(前庭・主庭)は当日受付で見学することができます。本館内は、写真撮影が一切禁止です。

館内はとにかく豪華で、現実離れした雰囲気の空間が広がっています。まずは迎賓館赤坂離宮で最も格式の高い部屋「朝日の間」を見学。続いて条約の調印式や首脳会談などに使用されている「彩鸞の間」、「鏡と金色と緋色」の華麗な大部屋「羽衣の間」、現在では主に公式晩餐会が催されるほか、記者会見の場として使用されている「花鳥の間」の4つの間を順番に見てまわります。

天井画や壁面絵画、敷物、家具やシャンデリアなど洋風のデザインが多い中、よく見ると所々に和風テイストの装飾も見ることができるので、ぜひ一度実際に見ていただきたいです。

参観料金

【本館・庭園】
一般:1,500円、大学生:1,000円、中高生:500円、小学生以下:無料 ※申込み不要

【和風別館・本館・庭園】
参観料金: 一般:2,000円、大学生:1,500円、中高生:700円 ※小学生以下は参観できません

主庭・前庭

  • 主庭

本館を出た後は、主庭を見学。主庭には立派な噴水があり、水を噴き上げています。広い庭の奥にはビルが見え、まさに都会の中の庭園って感じでしょうか。

  • 前庭

前庭は開放感のある広々とした空間です。通りに面した正門からまっすぐに見れるので、赤坂迎賓館と言えばこちらの景色が思い浮かぶのではないでしょうか。ちなみに主庭も前庭も館外は撮影自由となっています。

前庭でティータイム

ゴールデンウィーク期間中だったこともあり、前庭にはキッチンカーが数台出ていて軽食やドリンクが提供されていました。この日は陽射しが強く、歩いて喉がカラカラだったので、水分補給を兼ねてひと休み。

ベリーベリーソーダとストロベリーヨーグルトスムージーを注文。ほどよい甘みと酸味が疲れた体にしみわたります。迎賓館を目の前に、ちょっと贅沢なティータイムになりました。

たいやき わかば

  • 東京たい焼き御三家のひとつ 並んでも食べたい名店の味

迎賓館を出た後は、四谷三丁目方面に向かいます。のどを潤したら少々お腹もすいてきました。国道20号線沿いから少し裏道に入ったあたり、JR四ツ谷駅 赤坂口の改札から約5分ほどの場所に、「東京たい焼き御三家」のひとつと言われている老舗たい焼き店「わかば」があります。「わかば」の創業は昭和28年と60年以上続く老舗です。

「わかば」は、四谷見附より新宿に向かい左手2本目の路地を入り右手4軒目にあります。

JR中央線・総武線 四ッ谷駅 赤坂口 徒歩約5分
東京メトロ丸ノ内線 四ッ谷駅 1番出口 徒歩約5分
東京メトロ南北線 四ッ谷駅 2番出口 徒歩約5分

人気たい焼き店とあって平日でも店前には行列ができており、並ばずに買えるのは稀です。この日もお昼近くということもあり行列ができていましたが、20分ほどで買うことができました。

「わかば」のたいやきは、あんこも生地もお店の自家製で、あんはつぶあん。北海道産の小豆を最もふっくらとするよい状態に炊きあげられており、外皮はパリッと仕上がるように絶妙に調整された焼き加減になっています。甘すぎずほどよい塩加減は、長い歴史の中で培われたこだわりの塩梅です。

ちなみに「わかば」のたい焼きは、頭の先から尻尾の先まであんこがたっぷり入っているのが特徴です。これは演劇評論家安藤鶴夫先生より戴いた「鯛焼きのしっぽにはいつもあんこがありますやうに」を社訓とし、創業当初から続くこだわりなんだとか。皮は薄めでその中にたっぷりとあんこが詰まっていて、食べ応えのあるたい焼きです。

価格

【たいやき】
1尾 180円(税込)

【あんこ】
300g 490円(税込)/600g 980円(税込)/1kg 1,610円(税込)

須賀神社

  • あの映画の舞台にもなった四谷十八ヵ町の総鎮守

たい焼きを食べ、お腹も落ち着いたので、四谷の街並みを見ながら少し散歩してみることに。「わかば」から10分ほど歩くと、須賀神社を発見。そうここは、2016年に大ヒットした映画『君の名は。』の舞台として登場した場所です。当時社会現象にもなり、映画ファンが聖地巡礼として数多く訪れた場所でもあります。公開から3年経った現在も日本のみならず海外のファンの方たちからも親しまれ、撮影スポットになっているようです。

四谷二丁目(ローソンストア100の角)を入りまっすぐ進んだ場所にあります。

JR中央線・総武線 四ッ谷駅 徒歩約5分
JR総武線 信濃町駅 徒歩約10分
東京メトロ丸ノ内線、南北線 四ッ谷駅 徒歩約10分
東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅 徒歩約7分

須賀神社は、日本神話の神様である須佐之男命すさのおのみことと、穀物や食物の神様である宇迦能御魂神うかのみたまのみことを主祭神とする江戸時代初期からこの場所に鎮座する四谷の総鎮守です。元々は現在の赤坂に古くからあった稲荷神社を、江戸城外堀の建築のため、四谷に移転したのが始まりとされています。第二次大戦時に社殿の一部が焼失しましたが、再興されました。社殿内には、平安時代の和歌の名人36人の総称である「三十六歌仙」の肖像画(三十六歌仙繪さんじゅうろっかせんえ)があり、新宿区指定有形文化財にも指定されています。

また、「須賀神社」と言う社名は、日本神話においてスサノオが八俣の大蛇を退治し、クシナダヒメを妻とした後に、出雲国の須賀に立ち寄った際、「吾れ此の地に来たりて心須賀、須賀し」と言ってそこに宮を作ったことに由来していると言われています。

四谷駅から新宿通りを西(新宿方面)に進み、四谷二丁目の角を左折して路地を少し進むと、須賀神社へと続く石段が見えてきます。ちなみにこの坂は「男坂」と呼ばれていて、神社にはもうひとつ「女坂」と呼ばれる境内へ続く階段もあります。

この「男坂」の石段が映画の舞台となった場所になります。この日も海外からのファンが撮影しに訪れていました。ちなみにこの場所は住宅街の中にあり、この階段も住民の方が日常的に使う道ですので、訪問の際は迷惑行為にならないようにしましょう。

迎賓館赤坂離宮

所在地:東京都港区元赤坂2-1-1

ホームページ:https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/

たいやき わかば

所在地:神奈川県鎌倉市長谷3-11-2

電話番号:03-3351-4396

ホームページ:http://www.246.ne.jp/~i-ozawa/

東京 四谷総鎮守 須賀神社

所在地:東京都新宿区須賀町5番地

電話番号:03-3351-7023

ホームページ:http://www.sugajinjya.org/

文・写真/山口宣之
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