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STAFF BLOG
2018.09.04
色を知る COLOR PALETTE #004 浅葱(あさぎ) 景色を彩るうつくしい色の呼び名
色の文化は、気候や風土によって育まれるもので、日本には日本の伝統色があります。伝統色と聞くと地味な色を想像しますが、鮮やかで素敵な色がたくさんあります。
もちろん日本だけでなく海外にも昔から受け継がれた伝統色があります。そして伝統色には、微妙な色味のそれぞれに素敵な名前が付けられており、名前を聞くだけでどんな色なのかが目に浮かぶような風情のある名前もあります。
そこで「COLOR PALETTE ~色を知る~」では、景色を彩る美しい色の呼び名についてご紹介します。
浅葱色(あさぎいろ)とは、葱藍(たであい)で染めたやや緑がかった薄い藍色のこと。浅葱とは薄い葱(ねぎ)の葉にちなんだ色で、平安時代にはその名が見られる古くからの伝統色。同じ読み方の「浅黄色」と混同されて表記されることもあるが、この2色はまったくの別の色である。ちなみに「浅黄」は「うすき」と読まれる文字の通り、薄い黄色の伝統色をいう。
日本の伝統色の中でも「浅葱」が付く色名は数多くみられ、「水浅葱(みずあさぎ)」、「花浅葱(はなあさぎ)」、「錆浅葱(さびあさぎ)」、「鴇浅葱(ときあさぎ)」、「薄浅葱(うすあさぎ)」など様々な派生色が存在する。浅葱色が庶民に広まったのは江戸時代であり、幕末には新撰組のダンダラ模様の羽織の色として使用されたことでも有名で、伝統色の中でも最も人気の色のひとつと言える。
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山櫻
名刺 PERSONAL COLOR MONYO100 (花) 紫陽花 秋 浅葱色
先人たちからの大切な想いや意味が秘めらた伝統文様。その伝統文様に日本の伝統色をパーソナルカラー別に色分けし、掛け合わせた「PERSONAL COLOR MONYO100」。100通りの組み合わせからあなただけの名刺デザインがつくれます。
紫陽花の語源は、藍色の花が集まって咲く「集真藍」だったとされています。藍が愛に通じることから、大きな愛への願いが込められています。パーソナルカラー秋タイプ向けの日本の伝統色「浅葱色」色です。
1箱(100枚)¥2,700(税込)
shop : TSUTAFU by山櫻
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たち吉
京イロカタチ 豆鉢
明るく上品な華やかさを表す京言葉は「はんなり」。京都の風物をはんなり表現した愛らしい器。季節によって移りゆく、京都の色と形を豆鉢に込めました。華やかで愛らしい伝統色、優しくやわらかな形、ちょこんと手のひらで楽しめる器です。調味料のつけ皿に使ったり、ちょっと甘味を楽しむのにもお使いください。
①千鳥とつなぎ団子/緋色
②しだれ桜/薄紅
③花かんざし/藤紫
④梅と御所車/朽葉
⑤賀茂の流れ/浅葱
⑥京の山々/萌葱
¥3,240(税込)
shop : 大丸松坂屋オンラインショッピング
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道明
帯締め 冠組 浅葱
日本古来の伝統技法を300年以上にわたり守り続ける組紐の老舗<道明>。平安時代に武官の冠に使われていたといわれる「冠組」。伸縮性に富み、一度使うと手放せなくなる締め心地ときもの愛好家の皆様から支持されている定番です。ベストセラートップ10の色名を取り揃えました。
¥15,120(税込)
shop : 高島屋オンラインストア
文/WATASHINO編集部
色の文化は、気候や風土によって育まれるもので、日本には日本の伝統色があります。伝統色と聞くと地味な色を想像しますが、鮮やかで素敵な色がたくさんあります。
もちろん日本だけでなく海外にも昔から受け継がれた伝統色があります。そして伝統色には、微妙な色味のそれぞれに素敵な名前が付けられており、名前を聞くだけでどんな色なのかが目に浮かぶような風情のある名前もあります。
そこで「COLOR PALETTE ~色を知る~」では、景色を彩る美しい色の呼び名についてご紹介します。