2019.08.16

名刺で地球温暖化対策に貢献!? グリーン電力で生産された名刺とは

TAGS 紙を知る SDGs

私たちの生活に欠かせない「電力」。みなさんは、普段使っている電力がどのように発電されているか考えたことはありますか?近年、製造等に必要な電力を、環境に優しい電力(グリーン電力)からまかなう製品が増えています。私たち消費者は、グリーン電力を使用した製品を購入することで、地球温暖化防止などのSDGs(持続可能な開発目標)の目標達成に貢献することができます。今回は、グリーン電力の仕組みと、グリーン電力を使用した製品やサービスの例、そしてグリーン電力名刺をご紹介します。

#グリーン電力 #再生可能エネルギー #SDGs #地球温暖化を防ぐ

なぜ今、温暖化対策が必要なのか?

@気温の上昇

近年の気候変動は温暖化による影響が大きく、今のままではさらなる気温上昇などの問題が予測されています。こうした現状から、2015年に採択されたパリ協定では、温室効果ガス削減に関する国際的な取り決めが行われ、国ごとに「温室効果ガス削減・抑制目標」を立てることとなりました。温暖化対策は、今や世界共通の目標であり、一人ひとりが取り組むべき課題でもあるのです。

A日本の取り組み

日本は2030年までに再生可能エネルギーによる発電を全体の22〜24%にすることを目標に掲げています。石油・石炭など化石燃料由来のエネルギーはCO2を多く排出しますが、再生可能エネルギー由来の「グリーン電力」はCO2を排出しません。省エネルギーと並んで、再生可能エネルギーは温暖化対策の重要な柱となっています。

グリーン電力とは

太陽光・風力・水力・バイオマス・地熱などの「再生可能エネルギー」から発電される、環境に優しい電力のこと。

地球温暖化の主な原因となるCO2を排出しないので、持続可能なエネルギーとして注目されています。

グリーン電力製品の仕組み

グリーン電力は、「電気そのものの価値」の他に、省エネルギーやCO2排出抑制といった付加価値を持った電力と言えます。これを「環境付加価値」と呼んでいます。

「環境付加価値」を電力と切り離して「グリーン電力証書」という形で企業が購入し、生産に使用している電気と組み合わせることで、グリーン電力を使用しているとみなしています。例えば、紙製品のメーカーである山櫻が、紙の生産にかかった電力に相当する証書を利用することで、その紙はグリーン電力製品に切り替えることができるのです。

グリーン電力証書システムとは

グリーン電力証書システム」とは、自然エネルギーにより発電された電気の環境付加価値を、証書発行事業者が第三者認証機関(一般財団法人日本品質保証機構(JQA))の認証を得て、「グリーン電力証書」という形で取引する仕組みです。「グリーン電力証書」の取得により、発電設備を持たなくても、証書に記載された電力量(kWh)相当分の自然エネルギーの普及に貢献し、グリーン電力を利用したとみなされるため、地球温暖化防止につながります。

引用元:日本自然エネルギー株式会社

画像引用:日本自然エネルギー株式会社

グリーンパワーマーク

グリーン電力から作られた製品には「グリーンパワーマーク」をつけることができます。再生可能エネルギーの普及に貢献し、グリーン電力を利用したことを意味するもので、証書発行事業者である日本自然エネルギー株式会社が提供しています。「グリーン電力証書」は第三者機関(一般財団法人日本品質保証機構:JQA)の認証を得て発行します。

※風力・バイオマス・小水力等によってマークは異なります。

グリーン電力で作られている製品やサービス

グリーン電力で作られている製品・サービスをご紹介します。

自社の製品・サービスをグリーン電力に切り替える取り組みが社会で広がっています。

01ユニリーバ・ジャパン

シャンプーやリプトンの紅茶

ユニリーバ・ジャパンでは、2015年11月から国内の全事業所で使用する電力をグリーン電力証書を利用し、100%自然エネルギーに切り替えました。

ユニリーバの自然エネルギーへの取り組みはこちら

ユニリーバ・ジャパンでは、工場でシャンプーや紅茶などの製品をつくるときの電力から、オフィスや研究所で使う電力、さらにはベン&ジェリーズの冷凍庫を冷やす電力まで、すべて自然エネルギーでまかなっているのです。2016年には主力協力工場にも取り組みを広げ、年間8,900トンのCO2が削減できる見込みとなっており、これはユニリーバとしては世界初、また、国内のパーソナルケア業界でも最大規模の取り組みです。

画像引用:ユニリーバ・ジャパンリプトン イエローラベル

02帝国ホテル

宴会プラン

帝国ホテルでは、2014年から東京の宴会場にてイベントを主催するお客様に、グリーン電力利用の案内を開始しました。

帝国ホテルの環境活動への取り組みはこちら

帝国ホテルでは、グリーン電力の利用を希望されるお客様に対し、グリーン電力による宴席を申し込むことで、「グリーン電力証書」の購入をお手伝いしています。宴会場の使用電力にグリーン電力を利用することができ、グリーン電力の費用も宴席費用とあわせて精算が可能です。

画像引用:帝国ホテル

グリーン電力名刺

山櫻の定番名刺「さくらCoC」が、

グリーン電力で生産された紙にリニューアルしました。

「さくら」にグリーン電力マークがつけられる

名刺にグリーン電力マークやPR文を入れることにより、環境に配慮していることをPRすることができ、手軽に温暖化対策に取り組めます。

※2018年度に名刺「さくらCoC」の紙の生産に使用した電力の実績です。東京都の太陽光発電によるグリーン電力を利用。発電場所は、羽田空港内の貨物ビル屋上。

SDGsとの関連

電力を通じて温暖化を防ぎ、持続可能な社会へ

普段私たちが使用している電力は電力会社から購入しており、火力、原子力、水力など様々なエネルギーによって発電された電力が混ざっています。一方、グリーン電力製品は100%再生可能エネルギーから作られています。これらを選択することで持続可能な社会に繋がり、目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」目標13「気候変動に具体的な対策を」に貢献できるでしょう。私たちの身の回りのモノやサービスについて、「電力」という観点から振り返ってみませんか?


文/WATASHINO 四宮真梨恵

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